『スリー・オブ・アス』(Nous trois ou rien)@東京国際映画祭

東京国際映画祭のコンペティション部門『スリー・オブ・アス』(Nous trois ou rien)を見ました。

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© Gaumont Distribution

監督で主役・ケイロンのお父さん・イバットの実話を基に作られた作品。
エンドクレジットで実際の写真とシーンを比べたりしていて、脚色してはいるだろうけどかなり忠実に描いた様子。

昨日トルコ大使館前で乱闘騒ぎがありましたが―
トルコ人とクルド人が乱闘、トルコ大使館前で9人重軽傷(TBSニュース)

イバットはクルド人。
国王(シャー)の考えに背き7年半もの獄中生活を送るなど、波乱万丈な人生。
過酷な反政府運動など政治的・宗教的な面が背景にありつつも、ユーモアたっぷりで堅苦しくなくとてもおもしろく見ることができました。

レイラ・ベクティはケイロンのお母さん役。
女は強い。
「ひとりの楽園よりも、共に地獄を!」

想像を絶する地獄の世界なのですが、とってもポジティブ!
ケイロンのユーモアセンスが光った秀作でした。
ぜひとも日本公開してほしいです。

フランスでは11月4日公開。

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© Gaumont Distribution

そういえばコンペティションの観客賞って…あるよね?
この作品に投票したいのですが…